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2022年11月

伐採見学会ーときがわ

先週末、埼玉県ときがわ町で伐採見学会に
参加しました。
木の家だいすきの会で一緒に活動している
協同組合彩の森とき川さんが主催の
伐採見学会です。
木の家だいすきの会で設計施工を進める時は
ときがわ材を使いますが、実際に使う木を
目の前で伐採してもらうこともできます。

今回の伐採も実際に家を建てる予定の方が
実際に使う木を伐採する様子の見学でした。
今回は3家族分、3本。
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杉が主に植えてある森です。
この日に切った木は大体120年くらいの杉。
同じ樹齢でも、幹の太さは違います。
細い方が年輪が密で締まった木、だそうです。
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根本に切り込みを入れながら、倒れる方向を確認します。
切り込みの反対側にも更に切り込みを入れ
ワイヤーで引っ張っていくと
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メリメリメリ・・・ドーン!
という感じで木が倒れます。
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切った断面はこのような感じ。
触るとしっとり湿っています。
梅雨時に切ると、水が滴るそうです。
生きている木には水分が行き渡っています。
それだけ水分を含んだ木を材木とするには
この後十分な乾燥が必要になります。
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集合した時は雨模様でしたが
伐採現場に着くころには雨が上がり
途中はこんな青空も覗くほどのお天気に。

伐採見学のあとは、どのように製材、乾燥されるかの
見学をしました。その様子はまた次回に。

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建具工場見学 建具は手作業

先月は2週連続で家づくり学校2年生の授業
の引率で、植木畑に続いては、建具工場の
見学でした。

埼玉県のときがわ町周辺は、建具工場の多い
土地柄で、今回は障子などを多く作っている
畑産業さんと、特殊建具を多く作っている
栗原木工さんを見学させて頂きました。

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障子の組子は交互に組み合わされているって
知ってましたか?

22111402

何でもなく出来上がっている建具がこんなに
細かい仕口や加工で組み上げられているって
知ってましたか?

意匠設計者が描く図面にも、組み方や仕口
まで描くことはなく、現場で出来上がった
モノしか見ないので、途中を見る機会は意外
に少ないものです。

22111403

手で加工することの難しいものは機械で加工
します。写真は円形を彫り込んでいます。
機械にデータを入力すると、機械が掘り込み
ます。1から6までの様々な形や方向の刃が
適切に選ばれて形を刻みます。

午後からは、阿部興業株式会社さんの研究所
にて、最新の製品の見学と製品検査場の見学
と、荒川木工の荒川さんの建具講義と今回の
見学の講師の家づくりの会の松本直子さんの
講義をお聞きしました。

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写真は木製の自動ドアです。
前から作られてはいたそうですが、コロナが
発生し、病院やクリニックなどでの採用が
増えたそうです。センサーで非接触でドアの
開け閉めができるのは重宝されているそう
です。そして、リニア式のモーターなので
静かで壊れにくいそうです。

製品検査については、木製建具は反り問題が
常にあるのですが、できるだけ反りが出ない
ようにするために、温度や湿度を変えながら
実験を繰り返して製品開発しているそうです。
同じように、防音建具の防音性などについて
など各種実験、検査を繰り返して製品が完成
している様子を見学しました。

当たり前のように存在している建具ですが
様々な知恵と工夫が盛り込まれていることを
改めて実感した1日でした。


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植木畑 

先月、家づくり学校2年生の授業の引率で
西東京市にある平井園さんを見学しました。

庭木は造園屋さんにお願いすることが多い
ですが、木をどこから仕入れるか、というと
今回見学させて頂いた平井園さんような
植木畑を訪問して、メインとなる木は
実物を確かめて決めたりします。
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1年中出荷できるように、敷地内には
様々な木が植えられています。

高松造園の高松さん、平井園の平井さんに
お話を伺いながら園内を見学しました。
年々夏の暑さが厳しくなり
温暖な期間が長くなるなどにより
木の成長が早くなったりなど
変化が生じてきているそうです。
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そんな中で今人気なのは
レモンなどの実のなる木とのこと。
収穫ができると楽しいですね。
Photo_20221106235901
個人的にはカツラの葉っぱが可愛らしくて
お気に入りです。

木の種類はたくさんあり下草なども含めると
なかなか名前を覚えるのも難しいですが
最近はGoogleの写真検索ですぐ分かるとか。

午後は授業の講師を担当して頂いた
家づくりの会の村田淳さんが設計されたお宅を
3軒見学させて頂きました。
立派な広い庭でもなくても
玄関先のスペースに植栽があると
雰囲気が全然変わります。
庭木の手入れには手間がかかりますが
緑のある暮らしの豊かさは
何物にも代えがたいのだと改めて思いました。

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