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人生フルーツ

170805
映画「人生フルーツ」、ようやく見に行くことができました。
建築家・津端修一さんと奥様・英子さんの暮らしを追ったドキュメンタリーです。
アントニン・レーモンドの事務所に勤めたのち日本住宅公団で団地を多く手掛けた後、自身も計画に携わった高蔵寺ニュータウン内に土地を購入し、本当は実現させたかった里山を残した町並み計画を自身の住宅で実行します。

「こつこつ、ゆっくり」

映画の中で頻繁にナレーションされるこのフレーズ。
自分たちで野菜や果物をつくり頂く。売っているものに振り回されず、手作りを中心とした丁寧な暮らし。そんな暮らし憧れるなあ。
・・・なんて簡単な言葉で片付けられない、ご夫婦のこだわりと使命感のようなものや意志を感じさせられました。

「自分ひとりでやれることを見つけてコツコツやれば、時間はかかるけれども何か見えてくるから、とにかく自分でやること」
英子さんが修一さんから教わったこと。
焦らずにコツコツ。

設計の仕事も日々のコツコツの上に成り立っていくと思っています。
例えば収納扉の引手一つにしても、出っ張ったツマミがよいのか、掘り込んだ引手がよいのか、扉の小口を掘り込んで見えないようにした方がよいのか。住まい手の暮らし方を考えてベストを検討していきます。
出来上がってしまえばそういうものと思う部分もたくさんの試行錯誤の末に出来上がります。今まで設計した住まいで上手くいったこといかなかったことの積み重ねの上によりよいものが出来ていきます。考え続けることを止めることなく、ひたすらに可能性を探っていく作業は地道なコツコツ作業そのものです。

スピードが求められることが多い現代ではありますが、コツコツを惜しむことなく続けていきたいと思います。

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