秋の軽井沢
今年も残り2か月を切りましたね。
先月、軽井沢を訪れました。新幹線だと東京から約1時間、あっという間に到着です。
まずは吉村順三さんが設計したハーモニーハウス内にあるエロイーズカフェにて
朝食をいただきました。
朝食をいただきました。

天井は低いですが、椅子に腰かけるとちょうどよく落ち着きました。庭に面していて
木の葉がハラハラと舞い降りてくる様子を見ているだけで1日過ごせそうでした。
その後は脇田美術館で行われたシンポジウムを拝聴してきました。
フィンランドの建築家アルヴァ・アアルトの建築の保存活動について
フィンランドから実際に保存活動を行っている方々を迎えてのお話でした。
私もフィンランドに行ったときにいくつもアアルトの建築を見学しましたが
とてもよい状態で維持されているものが多かったと記憶しています。
実際に費用を出して修繕・修復するのは建物のオーナーさんではあるのですが
修繕・修復方法のアドバイスや情報提供等をアルヴァ・アアルト財団で行っている
そうで、元々のデザインを崩すことなく修繕・修復が行われているそうです。
シンポジウムの中で紹介された、アアルトの生誕100年の年に承認された
「フィンランド建築憲章」がとても印象的でした。
第1章建築憲章の目的の見出しには
「よい環境はすべての市民に与えられた基本的な権利である」
「よい環境はすべての市民に与えられた基本的な権利である」
とあり、その後には、国家財産としての建築の重要性、建築遺産の重要性、
手本を示す公共建築、地方建築家の役割と続くそうです。
(2013年12月4日京都新聞夕刊の松隈洋さんの記事から抜粋)
手本を示す公共建築、地方建築家の役割と続くそうです。
(2013年12月4日京都新聞夕刊の松隈洋さんの記事から抜粋)
建築を国民の財産として国も建築家も国民も取り組んでいこうという姿勢に
感動しました。今の日本の現状と比べるとなんとも素晴らしい志でしょうか。
日本でも一部では建築する前に市民の方たちとワークショップを行い、
その結果を設計に反映させてたりする取り組みもありますが、もっと一般の方に
建築に関心をもってもらいたいと思いました。
脇田美術館には吉村順三さんが設計した脇田和アトリエ山荘が建っており
今回のシンポジウムの後に通常非公開のアトリエ内部見学会も行われました。
以前から一度見学したいと思っていたのでこの日の一番の目的は見学でした。
庭を囲むように配置された山荘の中に入ると、庭に向かって勾配を付けた
天井の先に大きく設けられた開口部が障子とともに設けられています。
ソファ、ダイニング、窓際の椅子にどこに座っても何とも落ち着くこの感じ。
広いLDK空間ではありますが、ゆるくエリア分けされた空間が繋がっている
という感じでした。
また、奥にはアトリエがあり実際に使われていた当時そのままに残されていました。
見学の順番を待つ間には庭に用意された軽食とワインと温かいスープを頂きました。
杏のコンポートがとてもおいしく、テーブルコーディネートも素敵で
お腹も心も満たされました。
感動しました。今の日本の現状と比べるとなんとも素晴らしい志でしょうか。
日本でも一部では建築する前に市民の方たちとワークショップを行い、
その結果を設計に反映させてたりする取り組みもありますが、もっと一般の方に
建築に関心をもってもらいたいと思いました。
脇田美術館には吉村順三さんが設計した脇田和アトリエ山荘が建っており
今回のシンポジウムの後に通常非公開のアトリエ内部見学会も行われました。
以前から一度見学したいと思っていたのでこの日の一番の目的は見学でした。




庭を囲むように配置された山荘の中に入ると、庭に向かって勾配を付けた
天井の先に大きく設けられた開口部が障子とともに設けられています。
ソファ、ダイニング、窓際の椅子にどこに座っても何とも落ち着くこの感じ。
広いLDK空間ではありますが、ゆるくエリア分けされた空間が繋がっている
という感じでした。
また、奥にはアトリエがあり実際に使われていた当時そのままに残されていました。
見学の順番を待つ間には庭に用意された軽食とワインと温かいスープを頂きました。
杏のコンポートがとてもおいしく、テーブルコーディネートも素敵で
お腹も心も満たされました。
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