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事務所改修計画4-断熱

解体が終わりいよいよ大工さんによる工事に着手です。

まずは断熱材の工事です。
この建物は築30年以上で、竣工図面を確認したところ外部に面する壁の室内側コンクリート面への断熱はされていませんでしたが、外部に面する壁はGL工法で石膏ボードが貼ってあるのでコンクリート面が直に面していない分、表面が結露するようなことにはなっていませんでした。しかし、すべての壁がGL工法になっているはずが窓横の壁面のみコンクリート面にビニールクロスが直貼りとなっていました。現状で明らかな結露はしていませんでしたが、その周辺の床がやや湿っぽい。そして、冬場は冷気を感じます。
この面に石膏ボードは貼りたかったので、ならば断熱材もということで写真のような形で窓横と梁の前面にも貼ってもらいました。

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本来ならば、梁の下面にも断熱材を貼るべきなのですが、窓枠が梁下ギリギリで納まっているので、今回はそのままとしました。また、予算の関係でもう一面外部に面する壁はそのままなので断熱材なしです。本当はこのような中途半端な断熱材施工はするべきではないのかもしれません。しかし、今回は自分で使う部屋なので、このことがどのように影響するのかも観察していきたいと思います。

今回そのままにする断熱材が入っていない外壁に面する壁ですが、床面より下の部分は石膏ボードも貼っておらずコンクリート面が見えていました。仕上げでまた床をつくるので実際には床下に隠れてしまう部分ですが、今回この部分にも大工さんの配慮で断熱材を貼って頂きました。

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今回使用した断熱材はフェノバボードという発泡プラスチック断熱材です。他の発泡プラスチック断熱材の中でも断熱性能が優れていて、また、プラスチック系では心配される火災時の有害ガスも発生せず、燃え広がりにくいものです。使用したものは厚さ30mm。次の冬、どれぐらい体感が変わるものか今から楽しみです。

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