学び

第11期家づくり学校 受講生募集中

創設から10周年を迎えました、NPO法人家づくりの会が主催する家づくり学校では受講生を募集しています。今期で第11期となります。今までに計200人の方に受講して頂いています。私も運営スタッフとして関わらせて頂いています。
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住宅設計のプロフェッショナルである家づくりの会の会員が講師となり、大学では教えてもらえない実務に即した住宅設計についての講義を行っています。
1年生は座学、2年生は素材見学、3年生は課題演習、4年生は1人の設計者の下で実際の土地を想定した設計を行います。2年生では写真のような石材の採掘場を見学したりしています。
4年と考えると長いようにも感じますが、長い人生の中の4年間、住宅にどっぷり浸かってみるのもよい時間になると思います。講義だけでなく、講義外の見学会や懇親会、旅行も行っています。ちょうど今月総勢30名で韓国に建築見学旅行に行ってきました。
また、10期、11期では山辺豊彦先生をお迎えして構造の講義も行っています。

下は大学生から、上は50代まで集まっています。基本的には建築設計の実務者を対象とした講義となっていますが、建築関係の様々な職種の方々に受講して頂いています。社会人になってから会社以外で世代を超えた仲間ができることも家づくり学校の特色です。

詳しくは下記HPをご覧ください。応募締め切りは4月30日です。
家づくり学校

皆様のご応募をお待ちしております!楽しいですよ。

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恩師

7月から真夏のような気候が続いていますね。
今まで夏バテはしなかったのですが、年のせいでしょうか、最近は多少食欲が落ちますが、夏以外は食欲旺盛なので、バランスがとれてちょうどよいかもしれません。

ここ数年、大学の先輩方にお会いする機会が増えました。女子大なので皆さん女性ですが、建築家として活躍されている姿に励まされますし、嬉しい気持ちになりました。
先月、そんな先輩方とお会いした時に、ゼミ担当教授だった佐生健光先生が昨年夏にお亡くなりになったことを教えて頂きました。私たちの学年担当を最後に大学教授を定年(70歳)で退官されていましたが、数年前からはご高齢ということもあり年賀状も控えていたのでお元気にされているか心配していました。

ゼネコン設計部から吉村順三事務所に転職し、その後大学で教鞭を取りながらご自身の設計活動もされていました。私たちが卒業する直前には佐生先生が設計された住宅を何軒か見学させて頂き、最後にはご自身が設計されたご自宅にもお邪魔させて頂きました。その1日のことは今でもよく覚えていて、折々に体験した空間を思い起こします。

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佐生先生が退官された後に「もうひとつの住居学」という本を出版されました。
大学での教育は技術面に重点を置きがちだけれども「建築家を育てるためには、物心両面にわたる生活の理解者を育てることが、まず必要であることを痛感している」「講義の中で語り得なかったことがらを文章にして、学生諸君によんでもらいたいと思い立ったのも執筆の動機の一つとなった」と前書きにはあります。今はもうお話を聞くことはできませんが、本という形で私たちに頼りになるものを残して頂いたことはとても有難いことだと思います。佐生先生のお人柄が溢れた誠実な本です。

事務所を開設したことをお伝えした時には、「よい建築を創造されますよう祈っています。」というお言葉を頂きました。教えて頂いたことを胸に留め、これからも誠実に設計の仕事をしていきたいと思います。

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第10期家づくり学校

桜の季節も過ぎ、初夏のような陽気の日もありますね。

今年も家づくり学校が開校します。
昨年からはスタッフとして関わらせて頂いています。

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住宅について真剣に学びたいと考えている多様な世代、多様な立場・職種の受講生が集まっています。住宅が好き・学びたいと同じ志を持った受講生たちは学年の垣根を越えて仲がよく、学校外でも交流が持たれています。
学生の時には勉強は好きではなかったのに、社会人になってからの方が勉強が楽しくなるのはどうしてでしょう?でも、何事も始めるのに遅いということはないと感じるこの頃です。受講生も20代の大学生から50代の方まで楽しく真剣に学んでいます。

詳しくは下記をご覧ください。
是非皆様のご参加をお待ちしております。

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家づくり学校連載始まる

寒さが一時休憩中ですが、暖かくなると花粉が・・・
と悩ましい季節です。

昨年から運営スタッフとして関わらせて頂いている
家づくりの会が運営する家づくり学校ですが
「建築知識」という雑誌にて連載が始まりました。
住宅設計についてみっちりと学ぶことができる
家づくり学校の授業の様子を毎月連載して頂くことになり
2018年1月号から連載が始まりました。
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初回は校長である泉幸甫さんが「石」について
誌上講義を行っています。
家づくり学校は実務に携わっている方々を対象に住宅設計について
住宅設計を中心に設計活動を行っている家づくりの会の会員が講師となり
座学・見学・実習と4年間かけてじっくり、みっちり学ぶ学校です。
今年の5月からは第10期が始まります。
私自身、1期生としてお世話になりましたので
今年で10年目を迎えることは感慨深いものがあります。

明日には2018年2月号も発売となります。
書店で見かけましたら是非お手に取ってみてください。

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家づくり学校特別公開講座

4年間お世話になったNPO法人家づくりの会の運営する家づくり学校ですが
今年度からはスタッフとして関わっています。

通常は家づくりの会の会員である住宅設計経験豊富な先生方に
「住宅設計とは」を教えて頂きますが、
今回は特別公開講座として松村秀一先生をお迎えして
「ひらかれる建築」と題してご講義いただきます。
新しく建てるばかりでない建築へのアプローチについて
お話を伺うことができるのではと思います。
受講生以外の方々にも広く公開する講座となっていますので
是非ご参加ください。

2017年10月15日(日)
14:00 受付開始
15:00 開演
工学院大学・新宿キャンパスにて
参加費 ¥1,500(一般)
お申込みは家づくり学校事務局 まで
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金物見学会

久しぶりに家づくり学校の見学会に参加しました。
今回の見学先の1軒目は装飾金物を制作している「さいとう工房」さんです。

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いきなり象がお出迎えしてくれました。扉や植物と一体となっているツタのような部分もこちらの工房でつくられた作品です。鉄を曲げたり溶接したり加工してオブジェや照明器具や扉など、鉄を自由に操って作品を制作されていました。
木でできているかと思ったら、よくよく見ると鉄だったり。遊び心満載の空間でした。

2軒目は「東日本金属」さんです。
真鍮製の金物を制作されています。

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写真は窓のクレセントですが、左下が型で、これを元に金型をつくり溶かした真鍮を流し入れてものが上のものです。これを1つずつバラして綺麗に磨き上げると右下の製品になります。

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木枠に砂を詰め、金型で型をつけて溶かした真鍮を流し入れるのですが、ご覧のとおり真っ赤な状態です。離れて見ていてもすごい熱気でした。

大量生産の時代に手間暇かけて作られている金物・鉄製品があります。モノづくりに対して誇りを持ち、職人の心意気を大事にされている方々の仕事を見学させて頂き、身が引き締まる思いがしました。
見学させて頂き、ありがとうございました。

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先輩方の仕事

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あっという間に2015年も折り返してしまいました。

6月に3人の先輩方が設計した住宅を見学する機会に恵まれました。
お3方とも住宅作家として住宅設計に力を注がれている方々です。

みなさん1度はいわゆる木造住宅にお住まいになったことがあるのではないでしょうか。最近では住宅メーカーによる住宅も増えましたが、住宅とは展示場に行って選んで買うものというよりは、自分たちの思い描く生活を想像しながらその生活に合わせた空間をつくっていくものではないかと思っています。今回見学させて頂いた3軒の住宅もそれぞれの家族に合わせた、生活に合わせた住まいがつくられていました。間取りはもちろんのこと、細部の納まりに至るまで建築家は住まい手のことをよくよく考えてよりよいものをと工夫をします。そんな工夫や思いがたくさん詰まった住宅を見学することができ、自分自身も身が引き締まる思いでした。
思いに寄り添った設計ができるように日々積み重ねていきたいと思います。

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アーキテクトセミナー

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昨日、津田ホールにて開催された内藤廣さんのセミナーを拝聴してきました。
もう10年以上前にJIA建築セミナーに参加した時に実行委員長だったのが内藤さんでした。セミナーに参加していた時に何度かお話を伺う機会があったのですが、建築家としても人としてもとても尊敬できる方で、セミナーが終了してからもたまに内藤さんが設計した建物を見学に行ったり、講演会を聴きに行ったりしています。

今回のセミナーは最近竣工した建物についてのお話ということでしたが、建物についての説明だけでなく、どういう姿勢で建築と向かい合ってきたか、そしてこれからどう向かい合っていくのかというお話が中心にありました。
建築家には兎と亀がいる。そして自分は亀だと。亀の唄がありますということで「時代おくれ」(作詞:阿久悠、唄:河島英五)の歌詞が最後に紹介されました。

「目立たぬように はしゃがぬように
 似合わぬことは 無理をせず

 ねたまぬように あせらぬように
 飾った世界に 流されず

 ひとの心を 見つめつづける
 時代おくれの男になりたい」

私も兎が羨ましい部分はあるけれど、やっぱり亀かなと思います。

(写真は内藤さん設計の「海の博物館」です。)

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住宅医スクール修了

2013・2014年と2年掛かりで住宅医スクールを修了することができました。
住宅医スクールとは既存住宅の調査・診断・改修設計・施工・維持管理等の基礎から実践までを学ぶスクールで、木造建築病理学講座の内容を軸に、主に住宅実務者を対象として、毎年、東京と大阪で開講しています。劣化、耐震、温熱等の必須講義とゲスト講師による特別講義により構成されており、必須講義をすべて修了し、さらに自身で設計監理した改修住宅について検定会で発表し、内容が認められると晴れて住宅医になることができます。
住宅医スクールの母体である一般社団法人住宅医協会では住宅医が既存住宅の状況や性能を適切に調査診断する『既存ドック』を行っており、1日掛かりで住宅の詳細調査を行い、建物の状態を診断します。
詳しくはこちらをhttp://sapj.or.jp/inspect/

住宅医スクールではこの『既存ドック』を正しく行える人材=住宅医を育成するべく様々な講義が行われます。また、『既存ドック』の調査時には調査員としてスクール受講生や修了生が参加し、実践で学ぶこともできます。

私も講義だけでなく調査にも参加する機会を頂き、講義だけでは得られない経験を積むことができました。木造住宅の場合、余程のことでない限り改修することができます。しかし、ただ表面だけきれいにするのではなく、現在の状態を正しく診断することで構造部分の補強方法や暑さ寒さへの対処法や今後どう維持すればよいかなどが見えてきます。人間も化粧をしてきれいに着飾ることもできますが、体が健康でないと元気に毎日を送ることはできません。建物も表面だけでなく中身が大事です。人間が老化するように建物も年数を重ねると劣化が進みますが適切に手を入れれば長く使い続けることができます。
壊してしまうその前に一呼吸おいて考えてみるのもよいのではないでしょうか。

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家づくり学校

第1期生として4年間お世話になりました家づくりの会が開校している「家づくり学校」が今年度の日本建築学会教育賞を受賞しました!
先日お祝いの会が学士会館で行われ、出席してきました。
たくさんの方々が集まり大盛況でした。

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こちらは賞状とメダルです。メダルを触らせて頂いたのですが、ずっしりと重かったです。

家づくり学校は大学を卒業して実務経験も積んでいる若手設計者に向けて、住宅設計をしていく上の様々なことを住宅設計を主な設計活動としている先生方が教えて下さる学校です。
1年生では座学、2年生では素材見学、3年生ではテーマごとに講義と設計課題、4年生では1人の先生について1年を掛けて1軒の住宅を設計します。

私が家づくり学校の開校を知った時、勤めていた事務所で初めてほぼ一人で住宅設計・監理を任せてもらい無事引き渡しを終えましたが、力不足を実感していたところでした。住宅設計について詳しく教えてもらえるならばとすぐに受講を決めました。
最初は4年間あるとは知らなかったのですが、あっという間の4年間でした。

4年生では ブライシュティフトの本間至さんに教えて頂きました。
今まで考えて設計しているつもりでしたが、本当につもりだったと分かりました。あらゆるところまで考え尽くして配慮して設計すること。生活を第一に考えて設計すること。これから設計していく中での指針を与えて頂いたと思っています。

家づくり学校では切磋琢磨できるたくさんの仲間にも恵まれ、刺激や激励を頂ける先生方がいらっしゃって、受講する前と後では世界が変わりました。今こうして自分の事務所を開設しているのも家づくり学校がきっかけです。こうして与えて頂いたたくさんのことを実際のこれからの設計活動で是非活かしていきたいと思っています。

「設計の仕方で生活の豊かさは変わります。もっとたくさんの方に生活を楽しんでもらいたいのです。」
4年間学んだ今、そう思っています。

1年前に卒業はしたものの、講義を聴講したり、見学会や旅行に参加したりと今でも学ぶ機会を与えて頂いていて、毎年受講生も増えていくので仲間も増えています。このような素晴らしい学校を開校して下さった先生方に感謝します。

この度は日本建築学会教育賞受賞、本当におめでとうございます!

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